相模湖エリアの「そばき里休屋」。県外からのファンも多い名物蕎麦屋を引き継ぎませんか?
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神奈川県相模原市。2010年に神奈川県で3つ目の政令指定都市となり、人口も県内3位で都内へのアクセスも交通網が充実した都市です。相模原市の緑区は市域面積の77%を占める広大なエリアで、山や湖などの自然に恵まれています。緑区にある相模湖は戦後に出来た人造湖で、カヌーやスワンボートを楽しむことができる他、釣りの名所としても知られています。
JR中央本線・相模湖駅からバスで5分ほど、また中央自動車道・相模湖東出口から3分ほどの千木良(ちぎら)というエリアにある、手打ち蕎麦店「そばき里 休屋(やすみや)」は、蕎麦専門書籍やガイドブック、テレビの情報番組などでたびたび取り上げられ、相模湖エリアでも人気店です。店の近隣には高尾山のハイキングコースがあり、行楽シーズンともなればハイカーが多く立ち寄ります。
この度「そばき里 休屋」では、お店を引き継いでくれる後継者を募集しています。
趣味の蕎麦打ちから定年前に開業
「そばき里 休屋」は、店主の小林雄四郎さんが蕎麦打ちの趣味が深まって2005年10月に創業し、今年で18年目に入ります。当初は小林さんが現役のサラリーマンだったことから、土日のみの週末営業からのスタートで、サラリーマンを定年後、妻・くに子さんと「そばき里 休屋」の営業に専念します。
30年前に東京都内から相模原市の小原(おばら)に引っ越してきた小林さんは、蕎麦打ちを趣味とするインターネットグループの人たちと一緒に地元・小原宿の「本陣まつり」で出店したことがお客さんに蕎麦を提供したのが始まりでした。
小林さん「小原宿は神奈川県で唯一本陣の建物が残っている貴重なスポットです。その本陣の傍で是非開業したいと思いましたが、いろいろな事情でそれは叶わず、少し離れたこの千木良で開業することができました」
小林さんは、蕎麦打ちを始めて30年経った今でも新しい発見があり、新たな試みができるので飽きることがなく、楽しいと語ります。
小林さん「サラリーマン時代はエレクトロニクスの回路設計を担当していました。まるっきり畑違いの職種ですけれども、蕎麦の配合も言ってみれば設計。そういう意味では他の人よりは細かい部分はあるのかも知れませんね」
お店のホームページも小林さんの自作。設計者としての小林さんの細やかな部分を垣間見ることができます。
伝説の名店から受け継いだ道具設備
小林さんは開業の際に前出のインターネットグループを通じて、東京都豊島区にあった「休屋」という蕎麦屋が閉店する際に蕎麦打ちの道具一式を譲ってもらいました。「休屋」の前は、蕎麦好きな人にとっては知る人ぞ知る、伝説の「翁」というそば屋だった場所です。
小林さん「『翁』時代の道具が『休屋』を経て、今でもうちで使用しています。『休屋』というのはその店主の故郷の十和田湖畔の地名にちなんだものだそうで。もう一つは『休屋』の店主が『起きな(翁)、休みな(休屋)』という洒落も込めたという面白い話もあったので、屋号もそのまま引き継ぎました」
蕎麦は茹でたてを、天ぷらは揚げたてを
「そばき里 休屋」の蕎麦は、2か所から蕎麦の実を取り寄せ、自家製粉しています。
小林さん「一つは製粉業者から会津産を、もう一つは茨城県にいる友人に生産者がいて、そこから取り寄せています。季節によって会津産、茨城産を使い分けて蕎麦を打っています。
極力『待たされる蕎麦屋』でありたくないので、蕎麦茹で、天ぷらは妻や従業員と分業して、茹でたて、揚げたてを同時に提供できるよう心がけています」
小林さんは主に厨房に入っているため、お客さんとは妻・くに子さんが気さくな人柄で接してきました。
くに子さん「いろいろなお客さんを見てきましたが、店のテーブル(スギの一枚板)の年輪を数えている人には驚きましたね。お客さんが来るたびに車のナンバープレートを見ると本当にいろんなところから来てくれます。『近隣の蕎麦屋を何軒か回ってここが一番良かった』とか、『蕎麦の量が多くて嬉しい』なんて言ってくれるお客さんには感謝の気持ちでいっぱいです」
小林さんは野菜も栽培し、それらは季節に応じてくに子さんが切干し大根にしたり、ずいきを煮たり、山椒の葉を佃煮にしたり、ふきのとうを天ぷらにして、提供するという「そばき里 休屋」ならではのささやかなサービスもお客さんを喜ばせてきました。
ホームページ以外は特に宣伝費をかけずに口コミが口コミを呼び、小林さん夫婦以外にもパート従業員を雇うほどの繁盛店へと昇り詰めていきました。
店も自分達も元気なうちに引き継ぎたい
小林さんは現在74歳。くに子さん共々まだまだ元気ではありますが、年齢も考慮し、動けるうちに「そばき里 休屋」を誰かに引き継ぎたいと言う気持ちになりました。
小林さん「やはり年齢的にきつくなってきたという部分と、息子が二人いますが、『まだできるんじゃない?』とは言われつつも引き継ぐ意思はないので、どなたかに継いでもらおうという思いに至りました。建物については開業時に3社に見積もってもらい、一番丁寧な大工仕事をする、一番高い金額の業者にお願いしたので、かなり凝った店づくりになっています。18年経過していますが頑丈で、味わいも出ています。引き続き蕎麦屋として承継してもらえたらなと思います」
くに子さん「私たちももうすぐ金婚式なので、ちょうど良い区切りと感じています。私自身も編み物とかたくさん趣味があるので、お店を辞めてもやることがいっぱいあります。もう既にお店にも『蕎麦屋を継いでみませんか?』と張り紙しているから、お客さんもみんな知っているんです。常連のお客さんは特に気にしてくださって、今はヤキモキしていると思います」
土地・建物・道具設備などのすべてを譲渡
小林さんは、「そばき里 休屋」の土地・建物、道具設備など店のものすべてを売買として譲渡したいとお考えです。未経験の方にもある程度修行してもらう用意もあります。
小林さん「基本的には売買での譲渡を考えていますが、若い人に引き継いでもらいたいと思っていますので、財力によっては賃貸ということも考えます。一から蕎麦屋を立ち上げるよりは、ある程度知名度も得ているお店を継ぐというメリットがあると思います。あとは今パートさんを3名雇っていますが、3名ともとても優秀なので、できればパートさんもそのまま引き継げたらと思います」
近隣にかつて大学があった関係で、学生のためのアパートが多く空き家で残っているそうなので、移住はスムーズにできるのではないかと小林さんは話します。
行楽客などが多い相模湖エリアで人気蕎麦屋さんを引き継いでみませんか?
事業者情報
商号 | そばき里休屋 |
所在地 | 神奈川県相模原市 |
代表 | 小林雄四郎 |
業種 | 飲食 |
募集形態 | 事業譲渡もしくは賃貸 |
選考フロー | ヒアリングシートの回答→カジュアル面談→現地面談 |
注意・禁止事項
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