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鹿児島県南大隅町で熱帯・温帯果樹を生産する「ゆきちゃん農園」の後継者を募集!
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目次 :
広大な敷地でライチ・グァバなど、熱帯・温帯果樹を60品目以上生産
鹿児島県南大隅町佐多にある「ゆきちゃん農園」。
約12,000坪(約4ヘクタール)の広さをもつ農場で、創業者の宇都野研さんが2013年頃にスタートさせました。この地の気候に適した熱帯・温帯植物を数多く生産しています。ちなみに「ゆきちゃん」とは猫の名前だそうです。
おすすめポイントは、沖縄を除いた日本の中でも特に温暖で、一年中暖かくて霜が降りない、ビニールハウスがなくても路地で熱帯植物が育つことです。地続きのため、輸送費も抑えられます。
以前来られたお客さんからは、観光農園みたいですねと言われたこともあるそうです。
生産していた種類は実に60品目以上。ライチは研さんがこの土地を購入した際、荒れ果てて竹林になっていた所に残っていたものを手入れして、商品になるまで丹精こめて育てました。
新たに植えたグアバなどの熱帯果樹やストレチアなどの観葉植物も10年かけて安定供給が出来るまでになり、果実の販売や苗木の販売を始めた矢先、研さんが急逝してしまい、2021年に廃業となりました。
妻の宇都野さつきさんは、研さん亡き後、何もわからない中で「ゆきちゃん農園」の苗木の手入れや草刈りを定期的に続け、お得意様には少量ながら果実や苗木の販売をしてきましたが、この土地を承継してくれる人を募集することにしました。
経営者の紹介
「ゆきちゃん農園」創業者の宇都野研さんは、宮崎県・三股町で中学校の教員としてさつきさんと暮らしていました。
定年時には校長まで務めていましたが、以前から熱帯果樹をやりたいという思いが強く、教員時代より、宮崎県内では不可能な熱帯果樹を露地栽培できる南大隅町の土地を購入し、定年後に専念すべく準備を進めたそうです。
さつきさん「私は退職後の余暇としてやるんだろうなあって軽く考えていたんですよ。そうしたら、作業小屋だったところを住めるように改造したり、住民票も南大隅町に移してしまっていて、一人で向こうに行ってしまったんですよ。盆正月に三股町に帰ってきても、すぐに戻ってしまって。向こうで猫も飼っていたし、南大隅町での暮らしがとても良かったんでしょうね」
夫婦離れ離れのままではいけないと、さつきさんも手伝うようになった矢先、研さんが突然急逝されてしまいます。
後継者を募集する理由と後継者への想い
さつきさんは、研さん亡き後、一時期は農園を引き継ごうと定期的に三股町と南大隅町を往復し、農園の手入れを続けてきました。しかしながら研さんがこだわっていた無農薬栽培の難しさや、さつきさん自身の健康不安もあり、農園の承継を決断しました。
さつきさん「私たちに引き継ぐ間もなく急に亡くなってしまって、何もわからない状況で農園の手入れだけは続けてきましたが、なかなか手が行き届かず、苗木などはすぐダメになってしまうので、やむを得ず処分したものも多くあります。育苗用のビニールハウスも撤去し、今は根付いている木々などを残している状態です。私がもう少し元気だったらなんとかなったと思うんだけど、心臓の手術もしてあまり無理ができないので、引き継いでくれる人を募集することにしました」
後継者への希望として、愛情をかけて農園に携わってほしいという思いがあります。
さつきさん「主人は生前、『愛情をかけて育てたら、その分良い物ができる。それを日々実感できるから今が一番幸せだ』と話していました。農園にいる時は教員をやっていた頃よりもすごく活き活きした表情を見せていました。引き継ぐ方にもそのような思いを感じてもらえたらと思います」
引き継ぎの条件と要件
引き継ぎにあたっては、ゆきちゃん農園の土地、建物、現在残っている植物など全てをお渡しする方向です。
また、この農園を維持してくれる方を希望しており、譲渡をする関係上、農業経験者の方にお譲りしたいとお考えです。
農地としての名義変更については自治体などを交えて交渉する必要があります。
さつきさん「南大隅町の役場には農業指導の方がいますので、熱帯果樹未経験の方でもアドバイスはいつでも受けられると思います」
あとを継ぐメリットと課題点
ゆきちゃん農園は最盛期に60品目以上あったものは減少し、ビニールハウスは撤去しているとは言え、約12,000坪の土地に根付くライチ等の木々と少しの苗木類は残っており、初期投資を抑えて事業を始めやすいというメリットがあります。研さんが作業小屋から改造した家もあり、そこに移住することも可能です。
課題点としては、南大隅町は野生の猪や猿などがおり、農作物への被害を念頭に入れておく必要があるそうです。南大隅町では「有害鳥獣対策事業」を推進しており、捕獲すれば報奨金も出ますので、狩猟免許の取得検討も選択肢のひとつかもしれません。
南大隅町で、新たな農業にチャレンジしてみませんか?
鹿児島県肝属郡南大隅町ってこんなところ
鹿児島県肝属郡南大隅町は、大隅半島の南部に位置しています。
三方を鹿児島湾、太平洋、大隅海峡の三つの海で囲まれ、観光スポットとして知られる佐多岬は、北緯31度船上を通過する位置にあり、黒潮の影響で年間平均気温は17℃と温暖で、ゆきちゃん農園のような熱帯・温帯果樹を栽培するにはとても適した環境にあると言えます。
人口は1950年代をピークに、長年にわたって著しく減少傾向にあり、町をあげての移住・定住支援を続けています。
事業者情報
商号・屋号 | ゆきちゃん農園 |
本店所在地 | 鹿児島県肝属郡南大隅町 |
設立年月 | 2013年 |
譲渡内容 | 土地、建物などの不動産、植物 |
譲渡理由 | 事業者逝去により後継者不在 |
譲渡後の関わり | 特になし |
メリット | 初期投資を抑えて事業を始めやすい |
課題点 | 有害鳥獣対策 |
求める買い手像 | 農園への思いを引き継いでくれる方 |
許認可内容 | 特になし |
従業員数 | なし |
選考フロー | ヒアリングシートの回答→カジュアル面談→現地面談 |
注意・禁止事項
事業者さまに直接ご連絡をおこないご迷惑をかける事案が多発しております。
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Q&A
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