こちらは事業を継ぎたい「継ぎ手」よる事業募集案件です。
事業を継ぎたい「継ぎ手」の方はこんな人
名前:岩垣衡(いわがきひとし)さん/現在お住まいの地域:鳥取県伯耆町
伯耆町にあるペンションで働いている鳥取県出身の岩垣さん。以前は関西に住んでいたそうですが、4年前に鳥取県にUターン移住をしてきたそう。戻ってきてみると、あらためて地元の鳥取が大好きだということに気づいたそうです。地域に受け入れられてきたがゆえに続いてきたお店もあるという考えから、そのような事業に新しいエッセンスを加えることで地域も長く元気に続いていけると考えています。そんな岩垣さんが今思う事業承継の像を聞いてみました。
目次 :
旅館業で培ったホスピタリティ精神
現在は所有しているペンションに住みながらライダーズハウスとして運営しているほか、従業員として雇われる形で山の宿やキャンプ場の管理もしています。
若い頃はオートバイの販売店に勤めていました。そこから転じてオートバイ関係のアパレルメーカーに勤めたのち、自分で事業をしたいと考え35歳の頃に中古のペンションを購入したんですと語る岩垣さん。
「ペンションの運営が順調に進むなかで、「もっと多くの人に喜んでほしい」と次第に思うようになり、旅館の支配人を募集する求人に応募しました。そこで採用されてからは、3年ほどの任期を繰り返す形であちこちの旅館に支配人として携わってきましたね」
旅館の支配人として経験を積まれたのち、再び大好きなオートバイに関わる仕事をしたいと考え、海外のオートバイディーラーのマネージャーを経験されたそう。しかしながらこのとき、岩垣さんにとって思いもしないアクシデントが岩垣さんを襲いました。
大怪我を経てたどり着いたUターン移住
オートバイディーラーのお仕事とは別に、牧場でもお仕事をされていたそうですが、その作業中に大きな怪我をしてしまったそうです。
それをきっかけに鳥取県に戻ってきたのが4年前。事故に遭ってから2年ほどは仕事をすることができず苦しい時期が続いていたようですが、地道なリハビリを重ねた結果、ようやく社会復帰が叶い今に至ったと岩垣さんは語ります。
「これまでマネージャーという役回りから、人に働いてもらうことを経験してきましたが、今自分が従業員の立場になってみて見えてきた景色というものがあります。マネージャーに上がっていくとどうしても上から見た目線で仕事をしてしまいますが、今の業務のおかげで、従業員目線で物事を考えられるようになったんです。ぜひこの経験を活かしたいですし、鳥取県が大好きなので力になれることをやっていきたいと思っています」
仕事さえあれば若い方々も県内に居続けてくれる
「年齢も年齢なので、鳥取県の、地域の力になれることをやっていきたいという想いは年々高まっています。自然と触れ合って遊ぶことが好きなので、そういう意味では鳥取県は最高の生活場所です。住んでいて気持ちがいいですね」
若い世代の方は次々と県外に出ていってしまう現状がありますが、若くても「仕事があれば鳥取県に残りたい」という方はたくさんいると、岩垣さんは語気を強めて語ります。そのような方達に仕事を与えてあげられるような事が自分でもできたらいいなと考えています。
個人的な活動にはなってしまいますが、毎年オートバイの大会を主催しているんです。「鳥取県はいいところだからまずはバイクで走りながら楽しんでもらい、鳥取県を好きになってほしい」という想いで活動を続けています。
「ありがとう」と言ってもらえる仕事をやり続けたい
「先々起業を考えていたのですが、今すでにある素材を活用させてもらった方が効率がいいのではないかと考えたことが事業承継のきっかけでしたね」
今もペンション経営を通じて宿泊業を営まれていますが、他にも何か事業をしたいとは以前から思っていたそうです。承継したい業種は特に絞っておらず、どちらかと言えば接客業がいいと語る岩垣さん。どんな業種であろうとも、お客様から「ありがとう」と言ってもらえる、お客様に喜んでもらえる仕事を今後もやっていきたいと語ります。
「これまでのたくさんの経験を活かしていきたいですね。 旅館の支配人として転々としていた時期も、3年経ったら新しい場所でリスタートして働くことを繰り返してきました。色々な職場で教えてもらったことはずっと記録していて、その経験や知識、答えがやっとひとつにまとまってきたんです。そういった経験を活かしたいと思いますし、活かさなければもったいないと思っています」
これまで地域に大事にされてきた会社やお店が、何かしらの事情でなくなっていくことは忍びないと岩垣さんは語ります。このままでは無くなってしまうお店を、自分が持っている技術や経験で残し、活かしていく。そういった強い気持ちで事業を継ぎたい気持ちが岩垣さんにはあります。
(執筆:2024年3月)
注意・禁止事項
事業者さまに直接ご連絡をおこないご迷惑をかける事案が多発しております。
利用規約にて直接のご連絡はご遠慮頂いております。
Q&A
- 迷いがある状態でも話を聞くことはできますか?
-
お問い合わせをすると、案件担当者とカジュアルに情報交換ができるようになります。
まだ迷っているけど少し話を聞いてみたい。という方もお気軽にお問い合わせください。 - 事業承継の専門的な知識がありません。何かサポートはありますか?
- relayには、全国各地に事業承継をサポートするrelayアドバイザー・専門家が登録しています。初回は30分無料で相談することが可能です。ぜひご活用ください。
- 承継希望
- この事業者に問い合わせする