ロープウェーの廃駅が駅舎カフェに!絶景の赤城山山頂で登山客に愛されるレストランの後継者を募集!
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目次 :
山の愛好家に愛される展望カフェ
日本百名山の一つであり、登山やキャンプ、ボート遊びなどが楽しめる行楽地として賑わう群馬県前橋市の赤城山(あかぎやま)。標高1,390m部分に位置するのは、かつて旧・黒保根村(くろほねむら)〜赤城山頂をつないでいたケーブルカーの廃駅を記念館兼カフェとして営業している「赤城山頂駅サントリービア・ハイランドホール」です。
国の有形文化財に登録された旧駅舎跡とプラットフォーム部分からは、空高くに浮かんでいる雲が海のように広がり、不思議で気持ちのいい風景を楽しめます。
「赤城山頂駅サントリービア・ハイランドホール」はここから山頂を目指す登山者、山での走りを楽しむ車の愛好家、青空に広がる雲海を撮影する写真家達の憩いのスポットとして、コーヒー、ソフトクリーム、ラーメンなどの食事を提供しています。
特に「鍋割山ラーメン」は山で食べられる本格的なラーメンとしてメディアやSNSで取り上げられることも多く、赤城山の名物のひとつになっています。
経営者の紹介
オーナーの塩原 勲(しおばら いさお)さんは、大学を卒業し、前橋市内のデパートで働いた後、赤城山で宿泊業やレジャー業を営んでいる家業を継ぎました。
塩原さんが「赤城山頂駅サントリービア・ハイランドホール」をオープンしたのは、1992年。取り壊される予定だったロープウェーの廃駅とその土地を購入し、約1億円の資金をかけてバーベキューの施設をつくりあげました。当時、導入した換気システムはコロナ禍においても活躍したそうです。
ただ、「赤城山頂駅サントリービア・ハイランドホール」の運営を安定させるのは時間がかかったそうです。
塩原さん「1992年から2012年頃までは、訪れるお客さんの多さで勝負する商売をしていたのですが、状況は厳しかったですね。バブルの頃に比べるとお客さんは減っていきますし、なんとか他の事業と合わせて経営を成り立たせていました。ただ、ここ10年で新規メニューの開発や収益の改善に取り組んで、このお店ひとつで収益が成り立つようになってきました。アウトドアの愛好も増え、コロナ禍も終わって人も増えている。今が1番安定していますよ」
「赤城山頂駅サントリービア・ハイランドホール」では、コロナ禍をきっかけに、採算の合わないバーベーキューの提供をやめました。その代わりに、コーヒーやソフトクリームなど、外のベンチで食べられるメニューが好評です。
また、約30年お店を続けてきてよかったことは、「建物を国の有形文化財に登録したこと」だと塩原さんは嬉しさを滲ませます。
塩原さん「2018年にこの建物を国の有形文化財に登録してもらいました。店舗を運営している中で1番の役割を果たすことができたと思います。国のお墨付きをもらえたってことなので、お客さん達の見る目も変わりましたね。自分たちのやってきたことが認められたような気がして、誇らしいし、嬉しいですよね」
後継者を募集する理由と後継者への想い
承継のきっかけは、2022年。機械のリース代の支払を終えたことでした。無借金経営となり、店舗の経営が安定軌道に乗ったため、「このタイミングしかない」と承継を決意したといいます。
塩原さん「私は今59歳で、まだ10年くらいは働けます。ただ、私は他の事業にも注力する必要があるため、店舗にこれ以上投資はできない。時間があって、お店の調子がいい今の状態で託したいと思いました。もっといいお店にするには、新しい力が必要だと感じたのです」
さらに後継者に求めることについて、塩原さんはこう語ります。
塩原さん「今は飲食店をしていますが、業種を変更してもらっても構いません。また、後継者の方に飲食の経験は求めませんが、山が好きな人に後を継いで欲しいと思います。新しいお店をつくっていってほしいですね」
引き継ぎの条件と要件
承継の対象となるのは、店名、建物と店舗の機材、そしてメニューです。ソフトクリームやコーヒーを作る機械、ラーメンや調理するためのガスコンロ、冷凍庫、ラーメンを茹でる窯、シンクなどすべて承継されます。リース契約を完了しており、残金の負担はありません。
一方で、承継の条件は、建物と敷地内の歌碑(かひ)を残すことだといいます。
塩原さん「内装はすべて変えていいけれども、建物は国の文化財なので残して欲しい。また、敷地内にある東海林太郎(しょうじ たろう)さんの碑文が立てられていますが、遺族の意向があるため、これも残してほしいです。その他の条件はありません。この飲食店を承継した後も、自分は赤城山で他の事業に注力するので、お手伝いすることもできます」
「山を好きな人にこの店舗を承継し、承継した人は新しい未来へ挑戦して欲しい」と塩原さんは続けました。
あとを継ぐメリットと課題点
お店を承継するメリットについて、塩原さんはこう話します。
塩原さん「建物と設備の償却を終えているので、固定費はあまり発生しません。赤城山は首都圏からのアクセスもよく、コロナが明けてからは急速にお客さんが増えています。外の眺めもいいので、山が好きな方にはおすすめの場所です。赤城山では新しいプロジェクトも始まっているので、色々なことにチャレンジできると思います」
一方でネックになる部分は、営業期間。「赤城山頂駅サントリービア・ハイランドホール」は、行楽シーズンの4月〜11月のみ稼働し、冬季期間は積雪の影響で営業していません。
塩原さん「冬季期間には休業しないといけないため、スタッフを雇いにくく、また、アウトドアは天気に左右されるため売上の見込は計算しにくいです。ただ、現状の経営状況として、お店ひとつで成り立っているので、工夫次第でもっとお店を成長させられると思います!」
時代の転換機を迎えている赤城山。新しい挑戦へ興味ある方は、事業を引き継いでみませんか?
群馬県前橋市赤城山ってこんなところ
群馬県前橋市の赤城山は標高1,828mの黒檜山(くろびさん)を主峰に、駒ケ岳、地蔵岳、荒山、鍋割山、鈴ヶ岳、長七郎山からなるカルデラ湖を含む複成火山で、日本百名山、関東百名山、上毛三山に数えられる名峰です。豊富な登山コースでは大きな開放感と、美しい緑と花に包まれた四季折々の魅力を満喫できます。
赤城山南麓を横断する国道353号線は「あかぎ風ライン」の愛称で呼ばれ、馬事公苑・ぐんまフラワーパーク・釣り掘り・温泉など多くの観光スポットが集積しており、車・登山・キャンプ・写真の愛好家達に人気のエリアです。
事業者情報
商号・屋号 |
赤城山頂駅サントリービア・ハイランドホール
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本店所在地 | 群馬県前橋市 |
設立年月 | 1992年 |
譲渡内容 | 事業譲渡 |
譲渡理由 | 他事業に注力するため |
譲渡後の関わり | サポートあり |
メリット | レシピ、機材をすべて引き継ぐことができる |
課題点 | 冬季期間が営業不可 |
求める買い手像 | 山が好きで、挑戦をしてくれる人 |
許認可内容 | 営業許可証 |
選考フロー | ヒアリングシートの回答→カジュアル面談→現地面談 |
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