群馬県高崎市で40年間愛される焼チーズカレーの名店「印度屋」。人気の味を引き継ぐ後継者候補を募集!
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60年ほど前に形成された群馬県高崎市の問屋街は、日本で第1号の卸商業団地「高崎問屋街」が誕生した地域。北関東の流通の中核拠点として発展しました。2004年にはJR両毛線や上越線が乗り入れる高崎問屋町駅ができるなど、都心からのアクセスが整備されています。
そんな問屋町からほど近い場所に「カレーハウス印度屋」があります。高崎出身の店主・荒木隆平さんが、この地に根ざして40年にわたり守り続けたお店。今回、オリジナルの焼チーズカレーを中心にお客さんを楽しめませるカレーハウス印度屋の味と技術を受け継ぐ後継者候補を募集しています。
洋食の経験を活かして、オリジナルの焼チーズカレーを創りだす
上越・北陸新幹線の高架下、中央通りを右に曲がって程なくすると見えてくる赤レンガ色の外観がカレーハウス印度屋。1983年創業のこのお店は、元祖焼チーズカレーをつくりだした名店です。オリジナルの看板商品が生みだされた背景は、店主・荒木隆平さんの経歴に隠されています。
荒木さん「専門学校を卒業後、東京やドイツの洋食店やイタリアンを中心に経験しました。それで、27歳のころ、高崎に戻り洋食や定食を出すお店を開業。7年ほどしてから、33歳のころに今の店舗を始めました。月の固定費がずっとかかる貸店舗ではなくて、借金を抱えてでも自分の土地・店舗で開業していこうと覚悟を決めましたね。
カレーにしようと思ったのは、ストックができることやベースとなる商品からさまざまなトッピングやアレンジが可能であると考えたからです。それまでの洋食の経験を活かして、チーズに合うようにカレーをアレンジして、オリジナルの焼チーズカレーができた感じですね。当時、今でもですが、焼チーズカレーというのはあまりなく、オリジナル性の高い商品だと思いますね」
3種のチーズが乗ったカレーソースが特徴
このお店のカレーは「ミート」「キーマ」「ビーフ」の3つのカレーソースが基本。いずれも小麦粉を使用しないグルテンフリーのソースで、スパイスと玉ねぎをベースとした味付けになっています。チーズは3種をブレンド。玉ねぎの甘み、スパイスの香りや辛み、チーズのコクが絶妙にマッチしている焼チーズカレー。カツやエビ、カキなどのトッピングやアレンジ、辛さは注文時にお客さんの好みを聞いて、提供しています。
上記のカレー以外にも辛さを初段~10段まで変えられるカレーも提供しており、40年間で一番辛い10段を成功したのは、6000人を超えています。
荒木さん「この前は、印度屋の焼チーズカレーがいいって、横浜から3時間かけて食べに来てくれたお客さんもいました。40年やっていれば、過去に高崎に住んでいて、とかお客さんが全国に散らばっていたりします。それでも、食べに来てくれるのはうれしいですね」
生死を彷徨う病気がきっかけで後継者候補を募集
荒木さんの目標は、東京への進出だったと言います。3人のお子さんを育てきった段階で、東京の店舗を出そうと考えていました。しかし、5年ほど前に病気で倒れ、生死を彷徨ったことで、東京進出よりも後継者を探すことに注力することに。荒木さんが創りあげた味やお店を後世に受け継ぐことを重要だと考えるようになったと言います。
荒木さん「印度屋の焼チーズカレーは他のお店ではなかなか出せない味だと自負しています。もちろん、商品の価格帯や年齢層など、その土地の地域性を鑑みて、考える必要はありますが、どこに行ってもある程度は人気がでる商品だと考えていますね。ですが、体調的な面で、新店舗や東京の夢は、厳しくなったなと思いました。一度病気になったことで、いつまでも現役でやれるわけではないのだな、と大きく考えが変わりましたね」
人柄と覚悟が後継者候補に求めるファクター
創業当時から段の挑戦者へのステッカー贈呈やECサイトでのミート焼きチーズカレーの冷凍販売など、荒木さんはお店を継続していくためにさまざまな施策を行ってきました。今年度はふるさと納税の返礼品に応募しているところ。調理の腕やアイディアのみならず、経営的な視点も持ち合わせていたからこそ、40年間愛されるお店になったのだと語ります。
後継者候補へ求めるものは、調理の技術よりも人柄だと言い切ります。しかし、それに加えて、荒木さん自身も貸店舗からビルを購入した際、融資を受けたことで飲食店を成功させてやる、という覚悟が決まったという経験があり、事業の運転資金をある程度持ち合わせていることが重要だと言います。
荒木さん「段認定のステッカーなどは、地元の若いお客さんなどは自転車などに貼って、宣伝してくれる流れを作っていました。そうやって、宣伝費を抑えたり、全国のお客さんが冷凍カレーを注文してくれたり、知ってもらえたり、食べられたりする環境を経営的な視点でつくりだすことが重要だと思いました。なんせ、借金してまでビルを購入し、このお店にかけているので――。後継者の方には、味を継いでもらうのが一番なのですが、飲食店経営の難しさもあるということを伝えたいです。その理解がある、覚悟のある方がいいですね」
味の継承がメイン。修業後の選択肢は自由
後継者候補決定後は、印度屋に入っていただき、修行を行ってもらう流れ。設備などの使用も可能。荒木さんが培った調理の技術や飲食店経営のノウハウなどを学ぶことができます。
荒木さん「後継者候補を決める前に、しっかり対面で、どういう方か、どういう想いなのか、話したいですね。その後は、修行期間を設け、継承という流れですかね。今回は味を引き継いでもらうのがメインです。味を継いで、後継者の方の故郷でお店をやるとか、それこそ東京でお店をだすとか、のれん分けのような感じでも構いません」
地元髙崎はもちろん、関東近郊、しいては全国にもファンをもつカレーの味を引き継ぐ、覚悟ある後継者候補を募集しています。
事業者情報
商号 | カレーハウス 印度屋 |
所在地 | 群馬県高崎市飯塚町445-1 |
代表者 | 荒木 隆平 |
創業 | 1983年 |
業種 | 飲食店 |
その他 |
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選考フロー |
ヒアリングシートの回答→カジュアル面談→現地面談 |
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