住宅街の中にある「お菓子の寿屋」。地域の老若男女に愛されている和菓子屋の後継者を募集!

秋田県
食品製造業
24時間以内に43人が閲覧しています

こちらの案件は、後継者募集中です。

本案件の一次対応は事業者より委託を受けて relay が行っています。ご質問・ご相談は お問い合わせフォーム からお気軽にご連絡ください。

住宅街の中にある「お菓子の寿屋」。地域の老若男女に愛されている和菓子屋の後継者を募集!

秋田県中央部に位置する秋田市は、秋田県の県庁所在地で人口30万の街です。秋田駅から車で15分、大型ショッピングセンターから車で5分の人気の住宅街の中にあるのが「お菓子の寿屋」です。

高橋宏宣さんと妻の清子さん、夫婦2人で営んできたお店ですが、高齢を理由に店を閉めたいと考えています。しかし「通ってくださっているお客様のためにも、お店の味を残していきたい」という想いから、お店を引き継いでくれる方を募集します。

住宅街にお菓子屋がある魅力

宏宣さんは中学校を卒業したのち、有名和菓子店に弟子入り。和菓子職人として数店舗経験した後、昭和60年に寿屋をオープンしました。当時は和洋菓子どちらも製造していて、ウェディングケーキを作ったことも。

宏宣さん「今はもう作ることはないけど、おめでたい時に使う鯛の形をした和菓子なんかも作っていたよ」


オープンから10年ほどは様々な和洋菓子を作り、これといって看板メニューはなかったそうですが、現在、寿屋で人気なのは1115円の「ポテトまんじゅう」と、1130円のハートの形をした「アンドーナツ」です。小学生や若い男女、中年や高齢者、買いにお店に訪れるお客様の年代は様々で、季節に関係なく売れるとのこと。


「ポテトまんじゅう」はお店の前に大きな看板があるほど、今やお店の看板メニュー。たっぷりのサツマイモを使用して白餡と練り上げた餡は絶品。その大きな餡が、ふわっとした食感の生地で包まれています。

こし餡の「アンドーナツ」は珍しいハート型。仕上げの砂糖は少なめで、甘すぎなくて食べやすく作られているのも人気の秘密なのだとか。


清子さん「住宅街にお店があるから、『ポテまん一個~!』と小学生がお小遣い握りしめてきてくれたり、『来客があるからお茶菓子準備しなきゃ!』と買いに来てくれたりする人がいます。リピーターが多くて、『どこに持っていっても喜んでもらえる』と言われることがすごく嬉しいです」

持病を抱えながらの和菓子作り

人気のあるお店ですが、宏宣さんは80歳、清子さんは78歳になり、お店を閉じることを考え始めました。


宏宣さんは朝3時から作業を開始し、終わるのは15時ころ。持病もあるため途中で横になるなど、やすみやすみやっても体にこたえることが多くなってきたそうです。ポテトまんじゅうの餡を作る工程は、サツマイモの皮を剥いてカットし、水槽に入れて『あく』を抜いてから、1時間ほど蒸します。その後攪拌し、練り上げていくそうです。1回餡を作るのに使用するサツマイモはおよそ30kg。 

宏宣さん「機械に入れたらあとは全てやってくれるけど、30kgサツマイモを機械に入れるのがキツくなってきて。出来上がった35kgほどの餡をまんじゅうに包むのも全て私なので。そろそろ潮時なのかなと感じるようになりました」


一方、清子さんは830分から18時まで、家事をしながらの店番。工場の片付けも行います。

清子さん「2人とも『何にも動けなくなってしまってからお店を辞めるのは悲しいね』って話をしていて。中学を卒業してからずっと働いている主人ですから。ゆっくり2人で過ごす時間も欲しくなってしまって」

取材中、「毎年夫婦でどこか旅行に行けても1泊か2泊だったもんなぁ」とボソッと呟いた宏宣さん。真面目でちょっと照れ屋な優しい人柄と、しっかり者の清子さんが宏宣さんを支えてきた愛情が垣間見えました。


今来ていただいているお客様を大事にしたい

閉店する方向で話していた高橋夫妻でしたが、この味がなくなってしまうのは惜しいという声が聞こえてきたこともあり、「事業承継」が一つの選択肢になりました。


宏宣さん「もし、継いでくれる人がいるのなら、機材は全て使ってもらっていいし、レシピも全て教えたいと思っています。和菓子職人だった経験も活かして、他のお菓子の指導もできますよ」

清子さんは「今来ていただいているお客様のために残していきたいというのはもちろんあるけれど、自分たちの味が残っていくということは嬉しいから」とも。


引き継ぐ時の注意点は、お店と高橋夫妻が住む住居が、物置を挟んで隣り合わせということと、現状ではトイレがひとつのため、共同で使うか新しく店側に設置するか、相談になるそうです。電気・ガスはお店側と住宅と別々の会計になっていて、水道は住宅と一緒になっているので、お店側を賃貸として貸し出したいと考えています。

未経験者でも大歓迎!「美味しい」の言葉を残していきたい

宏宣さんは、やってみようと思う気持ちがあれば経験者じゃなくても、ゼロからスタートできると言います。過去にはパートの方にポテトまんじゅうの包み方を教えたら、1ヶ月程度でできてしまったとか。


住宅街の中にある小さなお菓子屋さん。お客さんの「美味しい」「感動した」「また来るね」の言葉を大切にしてきた「お菓子の寿屋」を継いでみませんか?


事業者情報

商号お菓子の寿屋
所在地秋田県秋田市
代表高橋広宣
創業1985年
業種和菓子の製造・販売
募集形態事業譲渡
選考フローヒアリングシートの回答→カジュアル面談→現地面談


秋田県秋田市で事業を引き継ぎませんか?
この案件について問い合わせする

relayでは事業の買い手を募集しています。

住宅街の中にある「お菓子の寿屋」。地域の老若男女に愛されている和菓子屋の後継者を募集!

一度、話を聞いてみませんか?

一度、話を聞いてみる
ログインまたは新規会員登録 こちらの案件にお問い合わせするには会員登録が必要です
会員登録していただくと
  • すべての案件のお問い合わせが可能に!
  • お問い合わせ履歴や案件の募集状況をマイページでご確認いただけます。
  1. 事業承継マッチングプラットフォーム relay
  2. 秋田県
  3. 住宅街の中にある「お菓子の寿屋」。地域の老若男女に愛されている和菓子屋の後継者を募集!