思いと技術を引き継ぐ神楽面職人。「面工房 古川」を引き継ぐ後継者を募集!

宮崎県
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思いと技術を引き継ぐ神楽面職人。「面工房 古川」を引き継ぐ後継者を募集!

宮崎県東臼杵郡(ひがしうすきぐん)にある日本三大秘境のひとつ、椎葉村(しいばそん)。537.29㎢の広大な面積を有する椎葉村は、その約96%が森林で占められる緑豊かな村です。

そんな椎葉村の山中集落にある「面工房 古川」。雄大な山々と、日本初のアーチダム「上椎葉ダム」を見下ろす展望の良い場所に佇む神楽面の工房です。


この場所で数多くの神楽面を彫ってきた、伝統工芸士の古川 三鶴亀(ふるかわ みつるき)さん。脈々と受け継がれてきた神楽面の技術を承継する人を募集しています。

心を動かされた椎葉神楽(しいばかぐら)。憧れて始めた面作り


古川さんは宮崎県小林市出身。60年前に椎葉村役場の職員として椎葉に移住しました。国の重要無形民俗文化財にも指定されている『椎葉神楽』を見て感銘を受け「いつか自分で神楽面を作ってみたい」と思うようになったそう。役場で働きながら、自己流で自分で神楽面を作っていました。

転機が訪れたのは25年前。延岡で開催されている能のイベント「のべおか天下一薪能(てんかいちたきぎのう)」を見に行ったとき、熊本の能面師と出会いそのまま弟子入り。それから10年間熊本に通い、能面の技術を習得しました。


古川さん「神楽面と能面は作る工程が同じなんです。神楽面の方が少し大きいくらいで、形はほとんど変わらない。ですが、顔は違います。椎葉には神楽面が180個ほどありますが、同じものは1つとしてありません。能面は決まったものをその通りに写した面ですが、神楽面は創作面なんです。自分で考えた面を自由に作っていい。地域によっても違いますし、全国に何万とある神楽面もすべて違います」

神楽面作りの難しさと楽しさ

古川さんが最初に神楽面の写しを作ったのが鶴富屋敷の面。江戸の末期か明治の初めに作られた面で、今は不土野地区の神楽に使われています。これまで数えきれないほどの面を作ってきた古川さんですが、すべての面に思い入れがあるんだとか。作るのに長い時間がかかる神楽面。面作りで難しい部分についても教えてくれました。


古川さん「神楽面を作る工程で難しいのは、自分のイメージした通りの顔が作れるかどうか。特に目と鼻と口をイメージ通りに作るのが難しく、ちょっとした角度でニュアンスが変わってきてしまうんです」

製作期間は面によって違いますが、1つの面に対して短くても1か月、長いと2か月ほど。細かくこだわって作る職人だからこそ、丁寧に作品を生み出します。


古川さん「顔以外で難しいのが金箔を焼き付けする技術です。銅板をたたいてから金箔を銅板に焼き付けるため、1枚1枚加工する必要があります。これは能面の勉強をしているときに学びました」

面の色はいろいろな色を使いますが、目と歯の部分は金箔焼き付けを行い、他の部分は金箔を貼り付けて加工。基本的には胡粉を使いますがカシューでも仕上げます。金箔が焼き付けられている部分は、上から焼き付けているため金箔が取れないんだそう。

古川さん「神楽面作りは最初から最後まで全部楽しいですよ。面の図面を書いて、形と高さを合わせて作っていく。自分の思い描いた面を作っていく作業ですから、全部楽しいです」


伝統を残すために何ができるのか

古川さんの作る神楽面は安いもので5万から10万円前後、東京や都市部、海外では20万から30万円で販売することもあります。古川さんの付ける値段がそのまま神楽面の相場になるため、価格を考えるのも一苦労です。


古川さん「いくらで売ろうが自分の勝手だけど、技術の安売りはしたくないんです。東京のような都会や、海外で売ればもう少し値段も上げられると思います。今は県外の方の購入が多く、神楽に関係がない人でも家に飾りたいという理由で購入される方もいます。ネット通販など上手くやれば販路を拡大することもできるんじゃないでしょうか」

地域からの依頼は面の修理かレプリカの作成。後継者がいなければ、面の修理ができなくなり伝統も途絶えてしまいます。


古川さん「1人前になるまで3年くらいはかかると思いますが、教えようと思ったらすぐにでも教えられます。伝統を少しでも多く残すため、できるだけ早く教えたいですね」

神楽や面が好きな方に引き継いでほしい

とにかく面や神楽が好きでやってくれる方に引き継いでほしいと語る古川さん。もともと手先が器用だったという訳でなはく、面を作り始めてから「自分は職人が向いているんじゃないか」と気づいたそうです。


古川さん「私は神楽を舞っていないので神楽そのものがわかっていないかもしれません。私自身神楽は好きですし、本当に面が好きじゃないと難しいと思います。作るのに時間もかかるし、かといって大きなお金になるかと言われたらそうではない。自分が神楽面で生計を立てないといけないならいろいろ挑戦していると思いますが、もう年齢も年齢ですし自分だけでそこまでは頑張れません。

やり方次第で変わるとは思いますので、椎葉神楽を理解して好きになってもらい情熱を持って取り組んでくれる方が引き継いでくれれば、可能性はあると思います」


神楽面を作っていて一番うれしい瞬間は、「自分が作った面をつけてもらったとき」と話す古川さん。自分が作った面をつけて舞っている神楽の写真も見せてくれました。

古来から引き継がれる日の伝統芸能「能」に欠かせないのが「面」。技術と思いを引き継いで、日本の伝統芸能を未来へ繋いでくれる方を募集しています。

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