和装愛好者の革命! 和装インナー「和奏」の特許を引き継ぐ後継者を募集!
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目次 :
着物をラクに着られる美しい下着「和奏」
「和奏(わかな)」は、女性が和装する際に肌着として着用する腰巻きを、現代風にアレンジした和装インナーです。開発者の大藏成子(おおくらしげこ)さんが、令和3年に特許を取得しました。
立ったり座ったりする時に後ろがつってしまって襟が崩れるという課題をクリアするために、形を二部式にしています。生地には伸縮性のあるプリーツ(ひだ)地を使用。裾に向かって細くなるよう縫製することで、着物の前割れを防ぎ、なおかつ自由に足を動かせるような構造になっています。
大藏さんは、着物の型崩れが起きないように、ミリ単位でインナーの幅や肩紐の調整を行っているとのこと。決まった数値はなく、大藏さんの長年の経験によるものだそうです。
大蔵さん「開発中、特に力をいれたのは、肩の部分です。人の平均的な肩の角度は20度と決まっていて、洋服などはそれに合わせて作られています。『和奏』はとても柔らかい生地を使用してる関係で、紐が肩からずり落ちてしまう課題があったんです。ぴったりくる角度を探すために1度ずつ変えた図面を何十枚も描いて、やっとたどり着いた形で設計することができました」
着物がめくれた時にも美しく見えるように、デザインにもこだわって考案したと言います。
開発者について
大蔵さんが着物に興味を持ったきっかけは、お母さまが日常的に着物を着ていたから。
大蔵さん「子供の頃から母親の美しい着物姿に触れ、着物に対して魅力を感じていました。美容師の免許を取ったときに、一緒に着付けの資格も取得して、コンテストなどに出たこともあります。
美容室が軌道にのり、それなりに稼ぐことができるようになった50代の頃、<新しく何かがしたい>と思い、新聞配達の仕事を始めたんですね。でも、事故にあってしまって継続できなくなりました」
その後、60代になった頃に、再び「何かを遺したい」と思った大藏さん。昔から着物が好きだったことを思い出し、着付けの仕事をスタートした時、和装インナー開発のきっかけとなる出会いがありました。
大蔵さん「4~5年前くらいの話です。成人式を迎えた女の子から、着物を着るのが大変だったという話を聞きました。着崩れしてしまうため、お手洗いに行くことが難しかったと教えてくれたんです。さらに、着物の足元が広がらず、階段の上り下りが不安だとも話していました。これを聞いて、なんとかしたいと思ったんですよね」
着物をラクに着られる下着を作ることができれば、若い世代の人達が、より楽しんで着物を着られるようになるのではないかと考えました。
大蔵さん「どうせ作るなら可愛いものを作ろうと。着物の裾をまくったときに、見えても恥ずかしくない下着を作りたいなと思って、試行錯誤を始めました」
和装を着る際の快適さを追求するため、独自の調整技術での和装インナーの開発がスタートしました。
後継者を募集する理由と後継者への想い
独自の調整技術で開発した和装インナーの特許。今回譲渡を決意したのは、『この技術を使ってさらに新しいモノを生み出してほしい』という願いがあるからだといいます。
大蔵さん「若い世代の方たちに着物を楽しんでもらいたい気持ちがあります。でも、成人式で困っていた女の子のように着物を着る事の大変さがあることもまた事実。昔の人から伝わり続けたお着物自体の形を変えることはできないから、下着や襦袢を変えるしかないと思うんですよ。
開発にはそれなりにお金もかかるし、自分の力でやれるところまではやったかなと。今ある技術を使ってさらに良いものを開発してくださる方がいれば、どんなことでも協力します」
引き継ぎの条件と要件
譲渡の対象は、「和奏」の特許と知的財産。技術をさらに成長させてくれる会社や個人に譲渡したいと考えています。
大蔵さん「着物や腰巻が『なぜあるのか』などを深く考えてくれる方だと良いなと思います。そこが考えられれば、腰巻以外の下着にも応用させられると思います。着物と下着の新しいコラボの形を考えてくださる方だと嬉しいですね。一緒に新しいものを生み出して、それを世に広める力のある方だと可能性が広がると思います」
あとを継ぐメリットと課題点
現在は若い世代の人達が着物に目を向け始めており、海外でも着物の良さが広まりつつあるそうです。
大蔵さん「今は自由な形で、洋服と組み合わせて着物を着る人もいて着物文化の波が戻ってきている感じがあります。伝統的な文化は継承しつつ、次世代の人達がラクに着物を着られるように変革できるのは今しかないと思うんです!」
一方で、課題点は個人で開発するには費用がかかりすぎることだと言います。
大蔵さん「こんなに研究して開発した良いものでも、なかなか売れないのが現状です。価値を理解してくれる方もいますが、ほとんどの人は値段を見て判断してしまうんですね。中古の着物が2万円で買えるのに、なんで下着がこんなに高いんだと思ってしまう人が多い。
この値段になってしまう理由は、開発費にあります。和奏を開発して特許を取得するのに全部で100万円以上の費用がかかりました。個人でやるには限界かなぁと思いますが、会社であれば大量生産できる過程で経費を抑えることも可能だと思います」
今回の特許譲渡には、大蔵さんの情熱、夢、そして着物文化継承への想いが詰まっています。この革命的な技術を受け継ぎ、和装文化の明るい未来を築きませんか?
事業者情報
譲渡内容 | 以下、和奏に関する特許権 ① 肩紐、肩紐ユニット、及び和服用下着(6964916号) ② 肌襦袢及び肌襦袢の製造方法(7245480号) ③ 肩紐、肩紐ユニット、衣服、及び肩紐の製造方法(6931910号) |
譲渡理由 | 新たな活用をしてほしいから |
譲渡後の関わり | 3年程度の雇用を希望(要相談) |
メリット | 若者や海外の方に着物の良さが広まりつつあること |
課題点 | 単価が高くなってしまうこと |
求める買い手像 | 「和奏」をもっと広めてくれる方 |
許認可内容 | 特許 |
選考フロー | 担当者からのヒアリング→カジュアル面談→現地面談 |
注意・禁止事項
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