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愛知県愛西市で地元食材が自慢の手作り弁当を提供、「特定非営利活動法人MotherKitchen」が後継者を募集!
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目次 :
栄養満点の手作り弁当を地域の高校や企業などに届け13年
特定非営利活動法人MotherKitchenは、愛知県愛西市で栄養バランスの整ったお弁当をつくり、近隣の高校や企業などに届けています。
お弁当のこだわりはたっぷりの野菜。1日に必要な野菜摂取量は350gと言われていますが、MotherKitchenのお弁当には最低120g、多い時には半日分以上の野菜が含まれています。さらに、見た目へのこだわりから、カラフルな野菜を必ず添えています。野菜たっぷりなので、女性のお客さまも多いそうです。
代表を務める石山さんは、「お弁当にボリュームや安さを求めるお客さまが多いですが、作る側の責任として食べる人の健康を考えたお弁当をつくるようにしています」と話します。
お弁当で使用するのは、地域の農家で取れた食材が中心。なかには創業当時から取引が続く農家さんもあるといいます。そんなこだわりが詰まったお弁当が一食430円というリーズナブルな価格設定です。
事業所は就労継続支援A型の認定を受け、障害者雇用を行なっており、主に調理などを任せています。従業員35人中、18人が障害者雇用、残りは配達スタッフや福祉関係のスタッフなどです。
経営者の紹介
石山さんは秋田県で育ち、就職のため愛知県に赴任。会社員として3年半ほど働いた頃、別の進路を考えた末に、2011年6月に友人と特定非営利活動法人MotherKitchenを立ち上げます。
石山さん「私の地元の東北では、ほとんどの高校に食堂がありました。しかし愛知県では高校に食堂がなく、お弁当を持っていかないといけないと聞きました。もしお弁当がなかったら、菓子パンやおにぎりを売店で買う生徒が多いそうです。成長期で勉強も部活も頑張らないといけない時期に、栄養の偏った食事をしてほしくないと思い、この事業を始めました」
そんな思いは、石山さんの学生時代の経験に基づきます。中学生の時に陸上部に所属した後、高校生の時にラグビー部に転向。陸上部に在籍していた際はほっそりとした身体でしたが、ラグビー部では大きな体格が求められました。我流での体づくりはとても苦労したそうです。
高校と取引がしやすいように、株式会社ではなくNPO法人を設立。当初は地域のすべての公立校に営業するも、「前例がないから」とすべて断られてしまったと振り返ります。しかし、隣の三重県の私立高校に電話をした際にとても関心を寄せてくれ、初めての契約につながりました。
石山さん「弁当屋の経営は初めてだったので、どのような内容をどのくらいの価格で売ればいいのか手探りで、苦労しましたね。初めて契約できた時は、もちろん嬉しかったです。自分たちの空想で始めたことが、だんだん形になっていくのは不思議な感じがしました」
障害者雇用を始めたのは、起業に際して他のお弁当屋やNPOを視察して回る中で、障害者のお子さんを持つお母さんが運営するNPOと出会いがきっかけでした。
石山さん「就労継続支援A型が少ないから、ぜひやってくださいと言われたんです。私たちは障害者の方を特別扱いせず、対等な仲間だと思って接しています。一緒に作業をしていくなかで、だんだんと自信がつき、成長していきます。例えば5年間引きこもりだった方が、今となってはチームのなかで一番しっかり仕事をしてくれるようになりました」
石山さんは経営やメニュー開発をしつつ、調理場で社員と一緒に作業することもあります。
後継者を募集する理由
承継を決意したきっかけは、石山さんがお弁当事業から農業事業に軸足を動かしたいからだと言います。
石山さん「取引先の農家さんに農業を教えてもらいながら、来年の春から自分たちでも農業を始める計画があります。自分は新しいことに挑戦するのが好きです。農業は“食べていけない業界”だと言われていますが、未経験の自分が飛び込んで“食べていける農業”を実現したいです。
そしてそれは、
引き継ぎの条件と要件
後継者には元気で体力があり、ビジョンに共感し、自発的に動ける人を望んでいます。
石山さん「まずは厨房の責任者をお任せしたいのですが、毎日1,000食ほどつくっているので、体力が必要です。早朝4時半からスタートし7時には調理を終え、7時から8時半まで盛り付け。次の日の準備を9時から始めるといった具合です」
必須条件は特になく、調理の経験がなくても問題ないと話します。
石山さん「私もほとんど料理していなかったところからスタートしているので調理経験がなくても大丈夫です。それよりも私たちのビジョンである『食を通じて地域を元気にする』を一緒に追ってくれる人が望ましいです」
石山さんは、後継者が弁当事業の責任者としてやっていけるようになるまでは伴走すると言います。伴走期間は未経験者で1年、経験者で3ヶ月から半年を想定しています。
あとを継ぐメリットと課題点
先述した通り、お弁当屋さんという仕事柄、早朝から動く必要があり、体力仕事も多いです。その分、お客様の感想を聞けてモチベーションにつながったり、
石山さん「一番最初に契約した三重県の私立高校では、住み込みの寮生に向けて3食提供していました。『昨日のあの料理が良かった』と言ってもらえたり、私たちも『この栄養は摂った方が良いよ』とアドバイスしたり、そういったやり取りが心に残っています」
また調理以外の仕事でも、希望があれば、営業やSNSの発信、商品開発など大歓迎だといいます。
石山さん「ある程度慣れてきたら、新しいことややりたいことなど積極的に意見を出してほしいです。私たちが持っているリソースである厨房の設備や農業の畑、
未経験でも意欲次第では積極的に事業に関わり、チャレンジできる環境が整っている事業を引き継いでみませんか。
愛知県愛西市ってこんなところ
愛西市は名古屋や近隣の三重県、岐阜県へのアクセスのしやすさが魅力です。車だけでなく電車でのアクセスにも優れています。
石山さん「事業所の近くに駅があり、電車で20分で名古屋駅に着きます。反対方面に行けば、田んぼが広がり、鳥の鳴く声が聞こえる大自然が広がっています。都会も自然も楽しめる立地です」
市内や近隣には教育機関が多く、進学先の選択肢が多いため、子供がいるファミリー層に適した土地柄と言えるでしょう。さらに子供医療費助成制度や愛西市保育所等副食費補助金などの支援制度が整えられ、子育て世帯をサポートしてくれます。
事業者情報
商号・屋号 | 特定非営利活動法人MotherKitchen |
本店所在地 | 愛知県 愛西市 |
設立年月 | 2011年6月 |
募集形態 | 後継者候補求人 |
譲渡理由 | 農業事業に軸足を動かしたいため |
譲渡後の関わり | 責任者として独り立ちできるまで伴走 |
メリット | 未経験でも、新たなチャレンジができる環境があること 都会も自然も楽しめる立地 |
課題点 | 体力が必要、早朝から仕事がある |
求める買い手像 | 元気で体力に自信がある人、ビジョンに共感してくれる人、自発的な人 |
従業員数 | 35名 |
選考フロー | 担当者ヒアリング→カジュアル面談→現地面談 |
注意・禁止事項
事業者さまに直接ご連絡をおこないご迷惑をかける事案が多発しております。
利用規約にて直接のご連絡はご遠慮頂いております。
Q&A
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