屋根工事を中心に大阪市で約100年営業を続ける「株式会社信和商会」の4代目を募集!
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目次 :
株式会社信和商会について
大阪府大阪市阿倍野区にある「株式会社信和商会」は、約100年続く屋根、外壁、板金資材の販売を行う老舗企業です。現在、3代目の橘 一雅さんが代表を務めています。
同社は、橘さんの祖父が始めた「橘板金」から歴史がスタート。その後、橘さんの父の代で「信和商会」に変わり、平成元年に法人化。現在の「株式会社信和商会」が誕生しました。
経営者の紹介
大学を卒業後に、当時父親が経営していた「株式会社信和商会」に入社した橘さん。お父様の考えでは、「私に材料屋をやらせるつもりだった」と、橘さんは話します。
橘さん「私が大学に入るくらいの頃に、会社は材料屋も始めて、専門の人間を雇っていました。ただ、私が大学を卒業後にみんな辞めてしまったんです。理由はおそらく、私が材料部門の仕事をやるだろうから・・・ということだと思うのですが。父から『お前、材料屋をやれ』と言われ、父が屋根板金工事、私が材料屋というポジションでスタートしました」
しかし、お父様の思惑通りに事は運びませんでした。
橘さん「私が材料屋の仕事に面白さを感じることができず、屋根工事の方ばかりやっていたんですよ。朝から現場に入って工事して、夕方くらいに材料を配達するという流れです。当然、材料部門は手薄になるし、取引先としても『夕方にならないと持ってこない』となり、お客さんが減ってきました。ただ当時はバブルで、幸い工事部門の業績は順調でした。しかも、父が材料屋を始めた狙いは、材料が安く卸せるようになるからです。結果、工事費用も抑えることができたということですね」
以来、当時から付き合いのある仕入先から材料を購入し、今日まで「工事メインの会社」として運営を続けています。
橘さん「今でも材料屋も少しはやっていますが、メインは工事です。積極的な営業をしなくても、手が空いたちょうど良いタイミングで案件を受注できたり、知り合いの紹介が仕事に繋がったりと、ご縁に恵まれてここまでやってこれました」
後継者を募集する理由と後継者への想い
今回、祖父の代から続く会社を後継者に譲ろうと考えたきっかけは何だったのでしょう?
橘さん「年も年ですし、家業って、やろうと思えば何歳になってもできるじゃないですか?70歳、80歳でもやれてしまいますが、どこかでケジメをつけるべきだと思ったんです。なので、60代の今のうちに、継いでくれる方を探そうと考えました」
橘さんには2人のお子さんがいらっしゃいますが、既に別のお仕事をしているということ。現在、一緒に働いている職人にも声を掛けてみたそうですが、前向きな返事は貰えず、今回、オープンに後継者を探すことになりました。
橘さん「継いでくれる方が見つかっても、しっかりと引き継ぎはしたいので、すぐに辞めるつもりはありません。そこはご安心ください。毎日会社に行くのは、ちょっとしんどいですけどね(笑)。祖父の代から約100年続く歴史を、守ってくれたら嬉しいです」
引き継ぎの条件と要件
今回の事業承継は株式譲渡となり、使用している機材や取引先も全て引き継ぎの対象です。そして、橘さんは「できれば屋号は残してもらいたい」と話します。
橘さん「『信和商会』の屋号を残してもらうのが一番の希望です。後は、この場所の家賃をお支払いいただくこと。また、相性の問題もあるため絶対ではありませんが、できれば今いる職人と引き続き仕事をしてもらいたいと思っています。あとは、ある程度の業界経験は必要かもしれません。現在の取引先へは、後継者の方と私で挨拶に行き、引継げればと考えていますので、安心してください」
店舗と倉庫の家賃は合わせて40万円ほどを検討されています。また、現在働かれている職人さんは常時2名(業務委託契約)。なお、店舗の2階、3階部分は橘さんのご自宅です。
橘さん「私としては、記事を見て『やってみたい』『頑張ってみたい』と思ってきてくださる方が現れれば一番だと思っています」
あとを継ぐメリットと課題点
同社を引き継ぐメリットはやはり、100年続く信頼と実績のある企業の社長になれるという点でしょう。
橘さん「仕事の依頼は工務店、建設会社が中心にはなりますが、飛び込みの一般家庭から『屋根を直して欲しい』と頼まれることもあります。これは、100年続く実績による信頼だと思っています。また、材料屋もしているので資材が安く手に入り、工事費用を抑えることができますね」
また、先述の通り店舗の2階部分に橘さんが住まれているので、何かあったときは安心できる環境です。
反対に、課題点はあるでしょうか。
橘さん「業界的に、浮き沈みがあるところですかね。屋根工事って、例えば10箇所くらい現場があっても、1か月とかで終わってしまうんですよ。なので正直、暇なときもあります。ちなみに、台風シーズンは1日に100件の依頼の電話が来たこともありましたね」
ですが、屋根の修理を依頼してきた方が「ついでに外壁もお願いします・・・」といったお願いをしてくることもあるそう。自社で賄えない工事に関しては外部の業者に委託し、手数料を頂くシステムをとっているとのことです。
橘さん「例えばチラシを撒いたり、営業の人間を雇ったりすれば、さらに成長させていくことは可能だと思います。これまではやってこなくてもなんとか経営できていたのですが(笑)。営業しなくてもやってこれたので、やれば売上が増えるのは間違いないでしょうね」
最後に、橘さんにこの仕事をやっていて良かったと感じる瞬間を聞いてみました。
橘さん「苦労とは思わなかったけど、雨漏りを直した家が『また雨漏りしたらどうしよう』と心配で眠れなかったり、そういったことはありました。それでもやっぱり、お客様が喜んでくれるのがなによりの喜びです」
大阪で100年続く屋根工事の歴史を残し、更に発展させてみませんか?
大阪府大阪市ってこんなところ
本州の中心辺りに位置する大阪府。大阪市は大阪府の中部にあり、令和5年現在で人口2,764,876人が住む大都市です。
経済、文化、交通の中心都市でもあり、日本を代表する地域としても知られています。
大阪市は24の行政区からなっており、それぞれに特色があります。
「株式会社信和商会」のある阿倍野区は、大阪南部の交通の要衝として栄えてきたそうです。あべの橋・天王寺駅は大阪の玄関口としても有名で、公共交通機関も充実したエリアです。
事業者情報
屋号 | 株式会社信和商会 |
本店所在地 | 大阪府大阪市阿倍野区播磨町1丁目22番4号 |
設立年月 | 平成元年(法人化) |
譲渡内容 | 株式譲渡 |
譲渡理由 | 後継者不在 |
譲渡後の関わり | 約1年間、引き継ぎなど。(承継者による) |
メリット | 100年続く信頼と実績のある企業を引き継ぐことができる |
課題点 | 業界的に浮き沈みが激しい |
求める買い手像 | 屋号を残しつつ、さらに会社を広げてくれる人 |
許認可内容 | 建設業許可 |
従業員数 | 0名(専従の個人事業主職人が2名) |
選考フロー | ヒアリングシートの回答→カジュアル面談→現地面談 |
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