宮崎県えびの市で40年を超えて追求した独自の有機農法。「本坊農園」の想いを引き継ぎ経営をする後継者を募集!
こちらの案件は、後継者募集中です。
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こちらの案件は宮崎県えびの市との連携案件です。
宮崎県がサポートする「みやざき地域課題解決型起業支援事業費補助金」「移住支援金」並びに、えびの市がサポートする「移住定住支援制度」の対象案件です。適用には条件があり、審査が入る場合もございますのでまずはお問合せください。
※事業者様のご迷惑になりますので、直接のご連絡はお控えいただきますようお願いいたします。
目次 :
豊かな自然のもと、本物の食物を届ける
えびの市役所のある中心市街地から車で約15分。緑豊かな畑や田園が広がる平地に「農業生産法人 株式会社本坊(もとぼう)農園」はあります。「本物の食物が笑顔をつくる」を合言葉に、独自の有機農法で米・野菜(約50種類)を生産。そして、加工食品事業も行っています。
そんな本坊農園の創業者である会長 本坊照夫(もとぼう てるお)さん、そして代表取締役 本坊千代子(もとぼう ちよこ)さんご夫婦は自分達の体力面も考慮し、今回の後継者募集を決意されました。
経営者の紹介
えびの市に生まれた照夫さん。就職後、偶然訪れた知多半島で、きゅうり農家に出会います。「自分もえびの市に戻って農業を始めてみようかな」そんな軽い気持ちで始めたのが、本坊農園の始まりでした。
照夫さん「農業を始めたのは20歳の時です。農業の普及を支援する施設もあったのですが、一切利用せず、自分でどうにかこうにか農業について学んだ日々でした。
当時は慣行農法でやっていたのですが、30歳のときに、電子技法という農法に出会いました。農薬や化学肥料に頼らず植物を育てる手法だったのですが、その技法で育ったいちごがとても美味しく衝撃的で。そこから、有機農法で育てることに決めたんです」
千代子さん「昭和56年ごろはまだ環境への意識が低く、58年になってはじめてオゾン層破壊が始まってしまうというようなことが言われだした時代でした。有機農法は通常よりも収穫量は減ってしまうし、無農薬なので虫にやられたこともあります。市場に売ったとしても有機の価値は伝わらないし、一生懸命働いても報われない日々でしたね」
近年では、全国各地のこだわりスーパーや飲食店さんの取引が増え、2021年からスタートしたインターネット販売でも約10種類の野菜セットや定期便発送(約160名)なども行っています。また、野菜セットだけでなく自家製米粉やヒノヒカリはふるさと納税の返礼品にもなっています。
照夫さん「X(旧Twitter)のアカウントのフォロワー数は7000人以上でSNSから購入してくれる方もいらっしゃいます」
試行錯誤しながら有機農法を追求しているうちに「土作りは堆肥づくり」だと考えるようになった照夫さん。35年ほどかけて、木酢液や米ぬか、カニ殻や海藻などをブレンドしたオリジナルの堆肥を編み出すことができました。
照夫さん「微生物が活性化された土があれば、有機物を分解し、植物の毛細根がしっかりと栄養や水を吸収します。すると、植物自身がしっかりと働き、光合成を行います。炭水化物が作られて、元気で美味しい野菜に育つのです。
私たちの身体は、食べたもので作られています。だからこそ、消費者の方たちが健康になるような食べ物を作らないといけない。そんな食べ物を作り出す農家という仕事を誇りに思っています」
後継者を募集する理由と後継者への想い
千代子さん「私たちのこれまでの想いを理解していただいて経営を任せられる人に承継できないかと考えました。会社が成長する中で、自分たちで経営を行う限界も感じています。
承継していただく方には、これまで私たちがしてきたような苦労はしてもらいたくない。良い土、良い作物ができるようになってきたので、この先の未来に引き継いでいってほしいですね」
引き継ぎの条件と要件
照夫さん「従業員を大切にしてくださるかが大事ですね。後は農業や自然を大事に思い、有機農法が好きで、学び続ける意欲のある方に来て欲しいと思っています。これからチャレンジしたいという方でも、これらの点が一致していれば大歓迎です。
取引先(県内外こだわりスーパーや飲食店、インターネット通販定期便利用者など)も引き継ぎ可能です。約5ヘクタールの畑や13ヘクタールの田んぼはほとんどが借地なので、その辺りの引き継ぎ方はご相談しながら決めたいと思っています。承継後も、身体が続く限りはサポートしていきますよ」
あとを継ぐメリットと課題点
これまで多くの年月をかけて培われた有機農法の手法や堆肥を引き継ぐことができる点は、大きなメリットです。一方、生産と経営の両立は容易ではなく、有機農法は生半可な気持ちでは取り組むことは難しいといいます。
照夫さん「ノウハウはお伝えするものの、覚悟してとことん学び続けるんだという方でないと難しいと思います。本坊農園からえびの市全体に、そして日本全体に有機農法が広がっていくような、そんな未来になれば嬉しいです」
本坊さんご夫婦のこれまでの歩みや想いを引き継ぎ、また新たな一歩を踏み出してみませんか?
宮崎県えびの市ってこんなところ
宮崎県えびの市は、宮崎県・鹿児島県・熊本県の3県の県境、南九州のほぼ中央に位置しています。最も大きな魅力は、豊かな自然。南には霧島錦江湾国立公園が、北には九州山脈が並び、中央部を美しい川内川が流れています。
人口は1万7千人ほど、宮崎市中心部から車で約1時間半ほどのところにある中山間地域の田園都市です。「えびの産米」の産地としても広く知られており、田の神さぁと呼ばれるユニークな石像を田んぼの畔道で見ることができます。
冬になると屋外スケート場がオープンし、通年トレッキングなどが楽しめるえびの高原やクルソン峡など、アクティビティも豊富。食も自然も思い切り楽しめる豊かなまちです。
事業者情報
商号・屋号 | 農業生産法人株式会社本坊農園 |
本店所在地 | 宮崎県えびの市 |
設立年月 | 2015年8月 |
譲渡内容 | 株式譲渡もしくは事業譲渡 |
譲渡理由 | ご高齢のため |
譲渡後の関わり | ノウハウや取引先の引き継ぎ、生産補助 |
メリット | 独自の有機農法のレクチャーが受けられる |
課題点 | 有機農法での生産と経営の両立の難しさ |
求める買い手像 | 想いを理解している人、有機農法が好きで学び続ける意欲のある方 |
従業員数 | 16名 |
選考フロー | ヒアリングシートの回答→カジュアル面談→現地面談 |
注意・禁止事項
事業者さまに直接ご連絡をおこないご迷惑をかける事案が多発しております。
利用規約にて直接のご連絡はご遠慮頂いております。
Q&A
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