【実務経験者募集】宮崎県宮崎市で、フルーティーな香りと肉厚さが特徴のミニトマト農園の後継者を募集!
こちらの案件は、後継者募集中です。
掲載事業者への直接連絡は事業者様のご迷惑になりますのでお控えください。 ご質問・ご相談は お問い合わせフォーム からお気軽にご連絡ください。
こちらの案件は宮崎市がサポートする就農支援の対象となる可能性がございます。適用には条件があり、審査が入る場合もございますのでまずはお問合せください。
※事業者様のご迷惑になりますので、直接のご連絡はお控えいただきますようお願いいたします。
目次 :
こだわりの環境下で育つミニトマト
宮崎市熊野にある「矢野ミニトマト園」は、総面積約50アールを誇る広大な農園。
オーナーの矢野和久(やの かずひさ)さんは、平成元年から35年間トマト一筋で農業に取り組み、現在は奥様とパートスタッフ、研修員7〜8人で運営しています。
現在、栽培しているのはミニトマトの一種「アイコトマト」。フルーティーな独特の香りと鮮やかな赤色が特徴で、肉厚でジューシーな味わいがあるうえ、皮の食感がしっかりと感じられるため、食べ応えも抜群。甘味と酸味のバランスが絶妙で、リコピンが豊富に含まれているので、健康にも良いと言われています。
栽培したアイコトマトは県外のスーパーに卸しており、その量は毎日出荷できるほど。平均すると地元のJAの1.5倍にもなる出荷量なんだとか。
また、栽培には海藻と焼酎粕を含んだこだわりの液肥を使用し、湿度を嫌うトマトのために、水はけの良い田んぼの土を使っています。温湿度管理も徹底しており、ハウス内が涼しい点も作業者にとってはうれしいポイントの一つです。
経営者の紹介
オーナーの矢野和久さんの地元は宮崎市。
もともとお父様が露地野菜を栽培していましたが、兄弟が多かったこともあり、家業には興味がなく、矢野さんは三重県の大学に進学しました。
さまざまなアルバイトを経験する中で「自分は他人のもとで働くことが向いていない」と思った矢野さんは、大学を2年で中退後同時に起業を決意し、結果的にお父様の後を継ぐ形で就農することになりました。
当初矢野さんのお父様が育てていたのはキャベツや白ネギなどの露地野菜のみでしたが、矢野さんの就農とともにハウスで育てられる野菜栽培をスタート。その際、宮崎市ではハウス建設の知見が少なかったため、県内外問わず九州内のハウスを200件ほど見に行き、良いものを吸収して今のハウスが出来上がりました。
就農から約28年間は大玉のトマトを作っていましたが、平成28年からミニトマトの栽培に切り替えました。
矢野さん「切り替えた理由は大玉の需要が少なくなったからです。包丁を使って調理をするよりも、そのまま出せるミニトマトのほうが需要がありました。大玉を作っていたときは面積が1ヘクタールもあって管理が大変でしたが、ミニトマトは少ない面積でたくさん栽培ができ、その分収益も上がるので切り替えてよかったと思います」
後継者を募集する理由と後継者への想い
今回承継を決めたきっかけは、後継候補者がおらず、もし自分に何かあったときにどうしようもなくなると考えたから。
矢野さん「何年か前から、いずれ後を任せようと研修生を連れてくるようになりました。今一緒に働いているメンバーもいまが、自分には後継者は難しいと言う人が多くて…。私は今55歳でそろそろ老後のことも考えなければいけないので、このタイミングで本格的に後継者を探しを始めようと決めました」
後継者に求めることについて、矢野さんに伺いました。
矢野さん「やる気のある人がいいですね。農業経験の有無はまったく問わないので、未経験でもやる気があれば大歓迎です」
引き継ぎの条件と要件
承継の対象となるのは、土地・ハウス(約50a)、 機材一式です。現在の従業員(研修員含む)は必要に応じて引き継ぐことができます。土地・ハウスについては賃貸、売買のどちらでも相談可能。土地半分だけの賃貸や、はじめは賃貸で数年後に売却するなど、譲渡方法は柔軟な対応が可能です。
矢野さん「一つのハウスだけでも400〜500万円します。土地を含めた売買の場合は、個人の方にお支払いいただくのはハードルが高いと考えていますので賃貸などのご要望にも柔軟に対応したいと思っています」
作物の品質が良ければ、矢野さんが出荷している取引先を引き継ぐこともできます。矢野さんはインターネット販売などはやってきていないため、そこに着手するともっと面白くなる可能性を秘めていると言えるでしょう。
現在はトレーニングセンター等の専門機関での研修や、農家としての実務経験がある方を募集の対象としております。また承継後数年は、矢野さんも農園に残る可能性があり、その際の収益分担については話し合いの末に決定することを希望しています。後継者の希望があれば矢野さんから農業を教わることも可能です。
矢野さん「農業は新規参入も多いですが、作る場所によって難易度も異なりますし、土の性質を知り尽くすには何年も時間を要するので、失敗する人が多い分野でもあります。うちの近所にも新規就農者がたくさんいるので、作業の合間に様子を見に行ったり、勉強会にゲストとして呼んでもらい私の知っている情報を共有したりしています。後継者や周りの就農者には特に失敗してほしくないので、私が持っているものは出し惜しみせずに提供します」
あとを継ぐメリットと課題点
ここを引き継ぐ最大のメリットは、ハウスのメンテナンスがしっかりされていることです。
矢野さんはハウスのメンテナンスを年間200〜300万円ほどかけて定期的に実施しています。直近では、鉄が錆びて茶色になっていた部分を錆びないアルミに変更。今回メンテナンスをしたことで今後30年は持つ見通しです。
矢野さん「農業で一番大変なのが災害です。台風や集中豪雨で被害にあうことが多く、ハウスのフィルムがはげて作物が全滅したりします。ここのハウスはかなり頑丈に作られていますが、その分修理代は高いです。僕が建てた時は4,000万〜5000万円だったと思いますが、今同じものを建てようとすると1億円は超えますね」
また、もう一つのメリットとして、トマトの栽培は農業の中では比較的働きやすい点が挙げられます。
矢野さん「キュウリは毎日収穫が必要ですが、ミニトマトの収穫頻度はは一日おきくらい。1、2月の寒いときは3日間収穫しないときもあります。キュウリと違ってトマトの栽培は自由な時間が多く、年間スケジュール的には4〜6月、10〜12月が忙しくて、1〜3月はあまり忙しくありません」
一方で、課題についても矢野さんは話します。
矢野さん「面積が広い分1人ではできないので、いかに人をまとめられるかが大事ですね。また、これから先は作物を作るだけではなく、売り方も考えないといけない時代だと思います」
矢野さんの意志を継ぎ、宮崎の温暖な地でミニトマトを育ててみませんか?
宮崎県宮崎市熊野ってこんなところ
宮崎市熊野は、宮崎市の南東部、清武川下流部および加江田川左岸に位置した人口約4,000人の地域です。宮崎県におけるスポーツの中心地でもあり、宮崎県総合運動公園はプロ野球チームのキャンプ地としても知られ、春先は野球ファンで賑わいます。
隣接地区には宮崎大学があり、熊野の一部は宮崎学園都市としても開発されています。
事業者情報
所在地 | 宮崎県宮崎市熊野 |
譲渡内容 | 土地・ハウス(約50a)、 機材一式、従業員(研修員含む)は必要に応じて要相談 |
譲渡理由 | ・後継者候補がいないため。 ・早めに後継者を募集し、徐々に引き継ぎたいと考えているため。 |
譲渡後の関わり | 指導等含め少し残った後に完全に譲渡する。 |
メリット | ハウスのメンテナンスがしっかりとされており、綺麗な状態で引き継げる。 |
課題点 | 面積が広いため一人では難しい。 |
求める買い手像 | やる気がある人(農業経験の有無は問わない) |
許認可内容 | 特になし |
従業員数 | 7〜8人(パート・研修生含む) |
選考フロー | ヒアリングシートの回答→カジュアル面談→現地面談 |
注意・禁止事項
事業者さまに直接ご連絡をおこないご迷惑をかける事案が多発しております。
利用規約にて直接のご連絡はご遠慮頂いております。
Q&A
- 迷いがある状態でも話を聞くことはできますか?
-
お問い合わせをすると、案件担当者とカジュアルに情報交換ができるようになります。
まだ迷っているけど少し話を聞いてみたい。という方もお気軽にお問い合わせください。 - 事業承継の専門的な知識がありません。何かサポートはありますか?
- relayには、全国各地に事業承継をサポートするrelayアドバイザー・専門家が登録しています。初回は30分無料で相談することが可能です。ぜひご活用ください。
- 宮崎県宮崎市で事業を引き継ぎませんか?
- この案件について問い合わせする
こちらの案件は財務・営業情報を5,000円(税別)で購入いただけます。 会員登録 / ログイン後に購入手続きを行ってください。